豊かな海を次世代へとつなぐ「持続可能な漁業の在り方」を常に考え取り組んできた泊漁協では、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を支持し、その目標の達成に貢献してまいります。
持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)は、2015年に国連総会で採択された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な社会の実現をめざし、17の目標と169のターゲットを掲げています。
漁師にとって海は生活の場であり、一番身近な存在です。海と共に生きる私たちには、誰よりも海を大切にする責任があります。
毎日長い時間を海と魚と向き合い、海水温や潮の流れなどの小さな変化にも敏感だからこそ、気付けるもの・できる事があると考え、日々の仕事の中から「海洋・海洋資源の保全」と、「持続可能な利用」の実現に向けて取り組んでまいります。
ターゲット |
貢献 |
目標へのアプローチ |
14.1 |
海洋汚染の防止 |
各組合員が、漁及び加工に係る排水・廃棄物の処理等に配慮し、水質の保持・改善に努めます。 |
14.4 |
持続可能な水産資源の確保 |
組合において適正な漁獲量を把握・管理し過剰漁業を防止するとともに、種苗放流や養殖等を通じて漁場における生態系維持に努めます。 |
泊漁協では、漁で使用する道具の洗浄やウエットスーツの洗濯等に、環境に配慮された洗剤「All things in Nature(オールシングス・イン・ネイチャー)」を採用し、海洋汚染の防止に取り組んでいます。
海洋タンカーの事故処理の研究から生まれたこの洗剤は、21日間で全成分の70%を生分解し素早く自然界へ戻すので、環境汚染につながる洗濯排水の影響を最小限に抑えられます。
また、水の再汚染につながる油分の再凝集(一度ひきはがした汚れが再び凝り固まること)がないので、排水パイプの異臭、詰まりがなく、洗濯槽や排水パイプのクリーナーが不要になるというメリットもあります。
毎日の漁や収獲した海産物を加工する場面において不可欠な道具(洗剤)ひとつにも気を配り、環境に配慮された商品を選択すること。その小さな積み重ねが、豊かな海を守り・育む一歩になると私たちは考えています。