全国のお客様へ新鮮な富山の海の幸をお届けする、私たち「泊漁業協同組合」についてご紹介します。
名称 | 泊漁業協同組合 |
所在地 | 富山県下新川郡朝日町東草野487-1 |
主な海産物 | もずく、カニ、鮑、牡蠣、サザエ、赤ガレイ等 |
私たち泊漁協は、富山県漁業協同組合連合会に加盟している漁協の中で、最も小さな組織です。
主な漁場となる下新川郡朝日町は、“消滅可能性都市”とされ人口減少が著しい、いわゆる過疎が進む町。豊かな漁場に恵まれながらも、漁業者の数は年々減少傾向にありました。
そんな中、漁協を存続させる為にはどうしたら良いかを考え、導き出した答えの一つが6次産業化の推進です。
1次産業である我々漁業者が、海産物の生産だけでなく、食品加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)にも積極的に取り組み所得水準を向上していくことが、新たな担い手を育てる事につながると考えたのです。
商品価値を高めるために、海産物の鮮度維持の方法を研究し、干物や燻製などの新たな加工技術を取り入れ、お土産品としての商品開発も進めています。また、市場を介さず飲食店や一般の消費者の方へ商品を直接販売する取り組みも始めました。
「持続可能な漁業の在り方」を常に考え取り組んでいる泊漁協では、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を支持し、その目標の達成に向けた取り組みも積極的に行っています。SDGsへの取り組みについての詳細は、こちらをご覧ください。
これまでの当たり前に疑問を呈し改革していくことは、当然リスクを伴います。しかし、黙っていては先細り必至なのですから、あえて挑戦する、しなければならないというのが私たちの考えです。
おかげさまで、ここ数年で20代・30代の漁業を志す若者たちが一人、また一人と加わり、目に見えて漁協は若返りをみせてくれています。近い将来には彼らが中心となり、一層若々しい漁協・元気な漁協を実現してくれることでしょう。
泊漁協は、富山一小さな漁協ではありますが、地域経済の一部を担う事業者としての責任を果たすべく、現状に甘んずることなく挑戦を続けてまいります。そして、漁業の活性化が、ひいては朝日町全体の活性化につながることを願っております。
富山県 泊漁業協同組合
代表理事組合長 脇山正美